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院長ブログ

「不快なデリケートゾーンのにおいを消す方法」臭いの原因と対策、更年期の悩みも産婦人科女医が丁寧に解説!

昔、私の姉が満員電車に乗ったときに隣に立っていた50代くらいの会社員の男性のつり革につかまっている、その脇からの匂いに具合が悪くなった、と言っていたのを覚えています。

いわゆる「ワキガ」ですよね。
みなさんも匂いの何か思い出はありますか?

私は実は「ワキガ」の匂いを嗅いだことがありません。というより、気づかないようです。羨ましい、とよく言われます。

匂いはひとによって、感じ方が違います。

良い匂い、悪い匂いはそのひとにとっての好きな匂い、嫌いな匂い、なだけなのかもしれません。そうはいっても、気づかないうちに自分の体から出た匂いでひとに不快な思いをさせていないか、心配になりますよね。

ということで今回は、結構ご相談者の多い悩み、デリケートゾーンの匂いについて深堀してみます。

デリケートゾーンの 「におい」 の基礎知識

正常な「におい」とは

フェムケア製品を扱っている会社が一般の人向けに行った調査の結果をいろいろ見てみると、「デリケートゾーンの悩み」のトップ3はたいていが「かゆみ」「月経の時の不快感」「におい」でした。

では、実際、デリケートゾーンってどんなにおいが正常なの?と聞かれたならば、私は『無臭』と答えると思います。

「おりもの」とにおい

ではなぜデリケートゾーンの悩みに「におい」があるのでしょうか?

そう、悩んでいる人たちの気にしている「におい」とは、デリケートゾーンのにおいではなく、主に「おりもののにおい」なのです。

すそわきが(スソガ)とは?

東京大学医科学研究所の研究(https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00281.html)では、わきがのある人は日本人の約10%で、ミルク臭、酸様臭、カレースパイス様臭などのにおいが多いとか。(そんな生優しいにおいではない!と姉や夫には反論されましたが。)

この、わきがの中でも性器(=すそ)にあるわきがを「すそわきが(スソガ)」と言っている人もいます。わきがは自分が生まれた時から持っている体臭のようなものなので、自分自身で気づく人が少なく、周りの人に指摘されて初めて知る人が多いです。

耳垢が湿っているタイプの人の約8割にわきががあるともいわれています。わきがは他人を引き付ける「フェロモン」ともいわれていますので、思春期以降になるとアポクリン腺の働きが活発になり、わきがのにおいは強くなってくることが多いです。

においが気になり始める年齢や状況

高校生くらいになると、「においが気になる」と外来に相談に来る人が増えます。

だいたいは「彼氏が臭いと言ったから」とか、学校の席に近くの同級生が「なんか臭くない?」と特定の誰かに言ったわけでもない言葉に過剰に反応して、というパターンが多いです。高校生にもなると、エストロゲンの分泌が増えてきますからおりものもそれまでより量が増えてきます。おりものの量が急に増えてきてどうなんだろう、色ってこんなでいいの?これってにおうんじゃない?と多感な年齢の女の子たちは不安になって相談に来るのです。

でも実際に診察している時は全く臭わないし(スソガもありません!)、悪い菌でも繁殖しているのかと検査をしても常在菌の良い菌しか見つからないことが多いです。

つまり服を着ている状態では、めったに周りの人ににおいが分かるほどおりものは臭わない、ということを知っていて欲しいです。

デリケートゾーンのにおい原因は?

通常のにおいと異常なにおいの違い

私たちが持つ五感のうち、臭覚は危険を察知するために必要な能力です。

つまり、においを嗅いで、このにおいを発するものが自分の生命にとって危険なものなのかどうかを判断する力がもともと備わっています。

では、デリケートゾーンの異常なにおいも、普段と違うにおいが体からするということは、やはり体にとって何か有害なことが起きていると考えて、対処した方が良いという合図なのだと思っています。

異常なにおいの主な原因

①日常生活が原因の場合

・汗

アポクリン腺から出る汗を早く処理することが大切です。
汗を放っておくと、皮膚の上の雑菌が汗の中に含まれるたんぱく質や脂肪などの分泌物を栄養にして分解しまい、におい成分の原因になります。

アンモニア臭(いわゆる「わきが」のにおい)です。
汗だけでなく皮膚の汚れも栄養にしてしまうので、汚れた下着は早く換える、毎日お風呂に入るなどをして、体を清潔に保っておくこともにおい対策には大切です。

また、汗をかきづらい人はアポクリン腺からべたべたした分泌物の多い汗が出やすいので、しっかり汗がかける体質作りも重要です。

・蒸れる

高温多湿の状態を作り出してしまうと、余計に雑菌が繁殖します。
綿やシルクのような通気性の良い下着を使う、おりものシートや生理用ナプキンはたいして汚れていなくても汗を吸い取っていて蒸れの原因になりますので定期的に換えることが大事です。材質によっても蒸れをひどくさせてしまうので、良いものを使用して欲しいです。尿漏れパッドは吸収力を上げるために、特に通気性が悪いものも多いので、注意して欲しいですね。

また、血液で汚れた生理用ナプキンやタンポンを長時間そのままにしてつけていると、付いた血液自体に雑菌が繁殖し、においの原因になります。

②健康問題が原因の場合

・細菌性膣炎

体が不清潔、汚れた下着やナプキンなどをつけっぱなしにしている、など様々な理由でデリケートゾーンに雑菌が繁殖すると、それが膣の中に入り膣炎を起こすことがあります。菌の種類により、おりものの色、量、においは変わります。

・膣カンジダ症

風邪などの病後、疲労、妊娠中や産後など、体力や免疫力が落ちたときに膣内に増えるのがカンジダというカビの一種です。このカンジダによって膣炎が起きたときは、ぼそぼそとした白~黄緑色のおりものがとても増える、強いかゆみを生じる、などが起こりますが、においに関してはさほど強くありません。

・萎縮性膣炎

閉経をして女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下すると、膣内の血流が減りおりもの分泌が減って乾燥する、膣粘膜のコラーゲンが減って薄くなる、などが起こります。これによって、膣内のpHが変化して膣の中を清浄に保ってくれる常在菌が少なくなるため、外からの雑菌が繁殖しやすくなり、膣炎が生じます。黄色いおりものや、時には出血を伴い、においも気になる人がいますが、繁殖した雑菌によってにおいは異なります。

・高齢者の膣炎

介護が必要な高齢者のおむつは、こまめに替えて清潔を保たないと、膣内の雑菌の繁殖が起こり、においが生じます。かなり強い便臭やゆで卵の腐ったようなにおいがすることもあります。

・進行子宮頸がん

子宮頸部にできる子宮頸がんが、目で見えるほどの病巣になってしまっている時には、水っぽいおりものや膿のようなおりもの、出血などとともに独特なかなり強い腐敗臭がすることがあります。

・性感染症

・トリコモナス膣炎
性感染症の中で特徴的なにおいのあるものは「トリコモナス膣炎」です。
トリコモナスという原虫が膣内で繁殖した時に、おりものが増えるとともに魚の腐ったような生臭いにおいが強く出ます。

・ヘルペス外陰炎
ヘルペスウィルスが性行為で感染することにより生じます。
特に初回感染での症状は激しく、外陰部に多数の水疱ができ、それらがすべて潰れて皮膚の表面が剥けるだけでなく雑菌がついて膿などがつくため、その膿のためににおいが生じることがあります。

更年期にデリケートゾーンは臭う!?

これまでにお話したデリケートゾーンのわきが(スソガ)は、思春期に症状が強く出始めることが多く、その逆に高齢になると症状が軽減してくることが多いようです。

また、閉経して女性ホルモンの分泌が低下してくると、萎縮性膣炎が生じるようになり、膣内に繁殖した雑菌のためにおりもののにおいが変わったように感じる人もいます。

中には「これが加齢臭なのかな?」と人知れず悩んでいるひともいますが、服を着た状態で周りの人ににおいがもれるようなことは無いと思って安心してください。

では更年期になってのセックスの時に、パートナーににおいで不快な思いをさせるのではないかと心配になる方もいるかと思います。ですが、よほどデリケートゾーンを不潔にしていたり、膿を伴うほどの萎縮性膣炎や性感染症のような特別なにおいの出る菌に感染していない限りは、ひどいにおいはしないと思っていただいて良いかなと思います。

デリケートゾーンの不快なにおいを消す対策は?

1.日常的なケア方法

清潔を保つ、これしかないと思います。

汗をかいたらすぐにシャワーかデオドラントシートで拭く、汚れた下着やおりものシートやナプキンや尿もれパッドなどはまめに取り換える、などを忘れずに!

更年期以降の方はデリケートゾーンの皮膚の乾燥が目立ってきます。
皮膚の乾燥は外からの刺激のバリア機能を落とし、結局は雑菌の繁殖を促してしまう要因になるので、しっかり保湿をしてください。

2.正しい洗い方

洗いすぎは注意が必要!

デリケートゾーンを洗いすぎてかえって状態を悪くしている人が多いな、と感じます。次の点に十分注意をしてください!!

入浴時は、化学繊維のタオルなどでゴシゴシ洗うとデリケートゾーンの皮膚がいたむので、雑菌からのバリア機能が落ちますからNGです。(トイレのウォシュレットの水流もかなり強いものがあるので注意してください)また、おりものからのにおいを気にして膣内をビデなどで頻繁に洗い流すのも、膣内を清浄に保つ常在菌が死滅してしまう可能性がありますのでNGです。

要するに「洗いすぎはかえって状態を悪く」します。

人間の皮膚は弱酸性です。
洗浄剤も弱酸性のものを選ぶと皮膚が喜びます!(中には弱酸性とうたっていながら弱酸性ではない粗悪品も販売されていますので、気をつけましょう)

洗い方は、洗浄剤を泡立てて、手の指の腹で優しくデリケートゾーンの大陰唇や小陰唇のひだの間をなでるようにしてもらうだけで大丈夫です。

3.適切な下着選び

蒸れの起こりにくい自然素材でできている、通気性の良い下着を選びましょう。

4.生活習慣の改善点

アポクリン腺から分泌される汗の成分は、タンパク質や脂質などを含んでいます。その成分を栄養にして皮膚の雑菌がにおいの元を作り出しますので、スソガの発症や重症化を防ぐためになるべくたんぱく質や脂質をとりすぎないバランスの良い食生活を目指しましょう。

そして、膣の中を清浄に保つ常在菌は乳酸菌です。発酵食品をとるなどして、乳酸菌が増えるように心がけてくださいね。

また、アポクリン腺は交感神経という体を活性化させる自律神経で管理されています。ストレスがかかると、交感神経が過剰に働いてアポクリン腺が刺激されます。アポクリン腺が刺激されるとスソガにつながる可能性がありますので、ストレスケアはとても大事です。心身ともに衰弱している時はにおいが気になる、という人が確かに多い気がします。

女性の場合は、性ホルモンの働きで排卵前後や性行為前後にデリケートゾーンのにおいが強くなることがありますが、こういった時期も食生活やストレスなどの生活習慣を振り返っていただけたらと思います。

においが気になる場合の受診のタイミングと病院の検査・治療

受診を考えるべき症状と何科を受診すべきか?

女性にとってデリケートゾーンの状態、特におりものの色、量、においなどは日々の健康チェックにとても役立ちます。なので、いつもと違うにおいが気になる時には、体調もいつもと違う状態かもしれないと思ってほしいのです。

そんな時に婦人科のかかりつけを持っていると気軽に相談できて良いですよね。こまめに受診していれば先生の方でもいつもとの違いに気づいてアドバイスをしてくれると思います。ぜひ、デリケートゾーンのお悩みは、婦人科においでください!

病院での検査・治療内容

1.外陰部をチェック

においの原因になる傷や異常などがないか、清潔が保てているかどうか、実際に外陰部を目の前にした時ににおいがあるのかどうかを診ます。

2.膣内をチェック

どんなおりものがあるのか?
おりものが実際におうのか?
出血や膿など、おりもの以外の異常はないか?
を診ます。

3.おりもの検査

膣内に雑菌が繁殖していないか、おりものを綿棒でぬぐって培養の検査をします。
※結果は1週間程度かかります

タンポン抜き忘れに注意!

まれに月経中に使用したタンポンの抜き忘れがにおいの原因になっていることがあります。放っておくと高熱やショック症状につながることもありますので、もしかしたら?と思う時は早めにご相談ください。

4.原因別の治療内容

・もともと外陰部や膣内が清潔に保てていないために、炎症が起こりやすい状態になっているのであれば、デリケートゾーンのケアの方法を指導します。

・外陰部や膣内のにおいの原因が炎症の場合には、それぞれの炎症の元となっている菌やウィルスに対して効果的な抗生物質を選びます。内服薬、軟膏やクリームなどの塗布剤、膣剤、などがあります。

・膣外陰炎の中でも、カンジダ膣炎やヘルペス外陰炎などを繰り返してしまう人は、体の抵抗力や免疫力が低下している状態であることが考えられるため、なぜそういう状態が起こっているのかを探ることもあります。睡眠不足解消のための睡眠導入剤、体の抵抗力をあげる漢方薬、気持ちの落ち込みに精神安定剤、日々の生活のストレス緩和のためのカウンセリングなど、治療は多岐にわたります。

このようにデリケートゾーンのにおいのケアは、女性の体のケアであるといえます。

たかき医院のケア内容

ちなみにたかき医院では、デリケートゾーンケアに力を入れています。
常時揃えていますので、お薬だけだと良くならない、薬に頼りたくない、などの患者様のお悩みに合わせてお勧めしています。

・弱酸性のデリケートゾーン洗浄剤「ルピシェル®」

ヒアルロン酸の2倍の保湿力のリビジュア配合で洗いながら保湿できます。
弱酸性なので目に入ってもしみず、髪も歯も洗えて無添加なので赤ちゃんにも安心して使えます。皮膚の再生保護に役立つビタミンCの成分もたっぷり。

・ハーブウォーター(KENSOのハーブウォーター各種)

ハーブの恵みがたっぷり抽出されたローションタイプのアロマ製剤で、デリケートゾーンの皮膚を清潔に保つお手伝いをします。種類によって抗菌作用のほか、乾燥やかゆみ、皮膚再生促進、などに役立つ成分が入っています。100%天然由来で保存料なし、添加物なし、赤ちゃんから高齢の方まで安心して使えます。ハーブなので香りも良く、においケアに向いています。

・キャリアオイル(プラナロムのキャリアオイル各種)

デリケートゾーンの皮膚のケアに使える自然の種子や果実などから採ったオイルです。
成分表もついた高品質のオイルです。成分によっては皮膚の保湿だけでなく炎症を抑えたり、栄養補充や更年期の症状緩和などにも役立つものもあります。

モナリザタッチで解決できる可能性も

更年期以降の方のデリケートゾーンのにおい対策として、膣や外陰部を炭酸ガスのレーザーを照射する「モナリザタッチ」が役に立つかもしれません。

女性は閉経するとエストロゲンの分泌が低下することで、膣や外陰部皮膚や粘膜が薄くなり乾燥も起こります。すると、膣内を清浄に保つ常在菌がいなくなってしまうので雑菌が繁殖してにおいの原因になります。

レーザーを照射することで膣や皮膚粘膜のコラーゲンの再生を促され、ふっくらすることで潤いが戻り、常在菌が増えてきます。常在菌が増えれば雑菌の繁殖も抑えられるので、においケアになるのです。

たかき医院では、自分たちだけでなく来院された患者様のデリケートゾーンを「北関東一(笑)にする!!」べく、スタッフ一丸となってモナリザタッチで施術していますよ!

デリケートゾーンのにおいのQ&A

Q1.におい対策の市販のデリケートゾーンケア商品は効果的ですか?

A1.効果的だと思います。
現在、女性の月経、妊娠、更年期など女性の体や健康のケアをする製品やサービスを指す「フェムケア」が一大市場になっています。その中でも3大フェムケアといわれているものが、「脱毛、洗浄、保湿」ということで、多くの市販の製品が出回っています。

陰毛は雑菌の繁殖場所になり得ますので脱毛をするというのも良いでしょう。また、正しいデリケートゾーンの洗浄、皮膚のバリア機能を保つためのきちんとした保湿はデリケートゾーンケアにとってはかかせないものです。

ぜひ色々試してみて、自分の生活に取り入れやすく、自分の好きな素材でできていて、自分の体に合うものを選んで使ってほしいですね。

Q2. パートナーの女性のデリケートゾーンが普段と違って強烈に臭います。臭う原因は何ですか?またパートナーにどう伝えたら良いでしょうか?

A2.普段とデリケートゾーンのにおいが違い、さらにそのにおいが眉をしかめたくなるような強い匂いであるなら、パートナーの方の体調が悪いことが考えられます。

まずにおいの原因として、睡眠不足や疲労などのストレスにより、スソワキガがにおってしまっている可能性があります。また、他のにおいの原因として、雑菌や性感染症などによる炎症が起こっていてにおいがしていることも考えられます。

いずれにしても体調が良いとはいえない状況ですし、放っておいては余計に悪い状態になってしまうこともありますから、ぜひ「何か悩んでいることでもある?」とでも聞いてあげてください。そしてデリケートゾーンに関わらず体臭というのはやはり体調に大きく影響を受けるものですので、そういったことをきちんと説明したうえで「いつもと違うから、体調でも悪いのかと思って。」と伝えてあげると良いかもしれません。さらに、「もしも心配なら一緒に病院へ行こうか?」と声かけしてあげると安心するかもしれませんね。

デリケートゾーンに関することは、トラウマになってしまう人が多いので、決して、「くさいな」などと直接的にパートナーさんだけを攻めるようなことは絶対に!言わないようにしてあげてくださいね。

Q3. デリケートゾーンを洗っても、においが残るのは病気ですか?

A3. よほどデリケートゾーンをふだんから不潔にしている、生理用タンポンを抜くのを忘れてしまっていた、性感染症にかかってしまうような危ないセックスをしている、などでない限り、デリケートゾーンを洗ってもにおいが残るということは滅多にありません。もしかしたら、「気にしすぎている」ということもあるかもしれません。

「いや、違う!絶対ににおっている」という人は、ぜひ気軽に婦人科に相談に行ってみてください。特に痛い検査もしないで、においの原因になるウィルスや菌が繁殖していないかを調べることができますよ。

まとめ

汗だけでなく、ひとを惹きつけるフェロモンもアポクリン腺から出ているといわれています。

しかも自分の遺伝子情報に良い遺伝子情報を持つひとを、フェロモンのにおいで自然と嗅ぎ分けているとのこと。ですので、自分のにおいは嫌い!と思っていても、そのあなたのにおいを好きなひともいる、ということもあるのです。

でも、においは個性とはいえ、できれば自分も自分のにおいを好きでいたいものです。

そして、デリケートゾーンは他人に滅多に見せるものではありません。だからこそ、ふだんから大事にしてほしい場所ですし、見えないところであっても自分の一部分を大切にしている人は、自分自身を心底大事にしていて、自己肯定の気持ちも高く堂々としている人が多いように思います。

「デリケートゾーンケアは必ずあなたの自信につながる!」

とお伝えして、今回のお話は終わりにしたいと思います。



仲 栄美子

仲 栄美子(なか・えみこ)
たかき医院 院長/日本産婦人科学会 専門医


女性の健康と心に寄り添うヘルスケアアドバイザーとして、日々診療にあたっています。
医師としての知見に加え、ヨガやメディカルアロマ、精油の知識を活かし、ライフステージごとに変化する女性の体と心をトータルにサポートしています。

取得資格・活動

  • ヨガインストラクター RYT200(サントーシマ香 師事)
  • 産後ヨガインストラクター
  • チェアヨガインストラクター
  • 骨盤底筋ヨガインストラクター(高尾美穂 師事)
  • MAA認定メディカルアロマプラクティショナー
  • MAA認定キャリアオイルマスター
  • MAA認定ホルモンアドバイザー
  • yuica認定 日本産精油インタープリター

著書

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