MENU
院長ブログ

子宮頸管ポリープとフェムケアの関係は?デリケートゾーンケアと予防の可能性【産婦人科医の視点】

院長ブログで「子宮頸管ポリープ」について執筆していたときのことです。

ふと、「今まで出会ったフィリピンの方で、頸管ポリープができている人が一人もいなかったなあ」と頭をよぎりました。

私が住んでいる新潟県十日町市は超高齢化の過疎地で、私が子どもの頃は、外国からのお嫁さんとしてフィリピンの女性が多く嫁いでこられるのを目にしました。

今たかき医院でご出産されている20代の方は、その時代の2世さんたちが比較的多くいらっしゃいます。

デリケートゾーンケア習慣とフェミニンウォッシュ

フィリピンの女性は、必ずといっていいほど内診台での診察を行うときに「最後に消毒もお願いします」とおっしゃいます。

日本人にはない習慣だな、と思ってさせていただいていましたが、この習慣と頸管ポリープの方に会わないということには、何か関係があるのだろうかと調べてみました。

残念ながら、人種によって頸管ポリープの発生率が違うという報告はないようです。

でも、見習うべき習慣として「フェミニンウォッシュを使ったデリケートゾーンの洗浄」がフィリピンの女性にはあるようです。

フェミニンウォッシュとは?デリケートゾーン専用ソープについて

フェミニンウォッシュというのは、デリケートゾーン専用のソープのことです。

通常のボディソープとは異なり、膣の自然な酸性度を保ち、膣内に余計な微生物が増えるのを防ぐ成分が含まれているそうです。

「もしかして、清潔に保つ日々のケアが良いのでは?」

フェムテック・フェムケアとは?日本との違い

日本でも、2021年の流行語に選出されて以来、「フェムテック」や「フェムケア」という言葉がずいぶん浸透してきました。

フェムテックは「女性(Female)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた新しい言葉、フェムケアは「女性(Female)」と「ケア(Care)」をかけ合わせた言葉で、月経・妊娠・更年期など、女性の体や健康をケアする製品やサービスを指します。

日本でタブー視されてきた「性の話」とGSM(閉経関連尿路性器症候群)

日本人は性に関することを口にすることがタブー視されてきたこともあり、こういった分野は本当におざなりでした。

そのため、寿命が延びた現在、閉経前後から出現する痛みや乾燥感、においなどの性器症状、尿漏れや頻尿、膀胱炎を繰り返すといったGSM(閉経関連尿路性器症候群)が話題にのぼり、それをケアする技術がどんどん入ってきているのかもしれません。

当院にあるモナリザタッチエムセラも、その「ケアする技術・治療」の一つです。

私の大学の先輩であり、産婦人科医としても先輩である先生が、GSMに悩む人の多さに危機感を抱き、産婦人科としての診療経験と知識を総動員して、さまざまなフェムケア製品を作っておられます。

Ebine Women’s Clinicのフェムケア商品紹介

私自身も使っていますし、当院でも製品を扱っています。

上記写真は、「エビネウィメンズジェル」

3万人以上の相談を受けてきた医師が開発した保湿ジェル。プラセンタエキス、乳酸桿菌、茶カテキンなど 低刺激で効果的な成分を厳選。

また、新プロダクト「デリケートゾーン専用ソープ」も必見です。

「エビネ フェミニン ムース」

小さなお子様からご年配の方まで、しみない・洗浄成分が残らない・安心して使えるデリケートゾーン専用ソープです。その他のホームケアはコチラより。

子宮頸管ポリープと慢性炎症の関係についての考察

そして話を元に戻すと、外陰部を痛めすぎないようにやさしく洗浄でき、膣内の酸性度を保ち、膣内に余計な微生物が増えるのを防ぐことができれば、子宮頸部の慢性的な炎症を予防することができます。

その結果、子宮頸管ポリープの原因の一つと考えられている慢性炎症から発生する頸管ポリープを、ある程度予防できるのではないでしょうか。

おうちでできるフェムケアにご興味のある方、モナリザタッチやエムセラにご興味のある方は、ぜひお気軽に声をかけてくださいね。

デリケートゾーンのお悩みは、たかき医院まで

デリケートゾーンの乾燥や性交時の出血にお悩みの方へ

性行為後の出血が
「膣の乾燥」「萎縮性膣炎」
「子宮膣部びらん」
「子宮頸管ポリープ」による場合
ホルモンを使わず粘膜を若返らせる
モナリザタッチ治療で改善が期待できます。
当院では、女性医師による
丁寧なカウンセリングと
個室対応で安心してご相談いただけます。

新潟県のたかき医院について

女性の身体と心の健康は、日々の生活を豊かにする上で非常に重要です。

たかき医院では、一人ひとりの患者様が安心して、そして前向きに健康と向き合えるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。十日町市にお住まいの方だけでなく、アクセスしやすい津南町南魚沼市湯沢町からはもちろん、県内、県外からのご来院も心よりお待ちしております。

どんな些細なことでも構いません。ご自身の身体に気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門の女性医師とスタッフが、親身になってお話を伺い、最適な治療プランをご提案いたします。

ご予約はこちらからどうぞ

WEBからのご予約

皆様の健康と笑顔のために、たかき医院が全力でサポートさせていただきます。

裏庭の紅葉をご紹介!

裏庭では、紅葉がとてもきれいに色づいています。ご来院の際は、季節の景色をお楽しみください。

仲 栄美子

仲 栄美子(なか・えみこ)
たかき医院 院長/日本産婦人科学会 専門医


女性の健康と心に寄り添うヘルスケアアドバイザーとして、日々診療にあたっています。
医師としての知見に加え、ヨガやメディカルアロマ、精油の知識を活かし、ライフステージごとに変化する女性の体と心をトータルにサポートしています。

取得資格・活動

  • ヨガインストラクター RYT200(サントーシマ香 師事)
  • 産後ヨガインストラクター
  • チェアヨガインストラクター
  • 骨盤底筋ヨガインストラクター(高尾美穂 師事)
  • MAA認定メディカルアロマプラクティショナー
  • MAA認定キャリアオイルマスター
  • MAA認定ホルモンアドバイザー
  • yuica認定 日本産精油インタープリター

著書

デリケートゾーンの記事RANKING