外来待合ホール

 当医院は建築家 原広司さんの設計で建てられ、3年に一度十日町市・津南町を合わせた通称妻有地域で行われる「大地の芸術祭」の第1回目の作品でもあります。

 中に入ると2階までの高い吹き抜けスペースとなっており、受付・会計、外来待合ホールになります。屋根が高いことで解放感もあり、大きな窓から差し込む自然光がコンクリートという人工物の中に自然を感じさせ、高い癒しを効果を与えます。

 ホールの壁にはアルフォンス・ミュシャの絵画の常設展示や、地域の皆様の趣味サークルの作品が月替わりで展示されており美術館のようでもあります。

縦に長い大きな窓からは春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色が見られ、緑にあふれる季節には2018年の大地の芸術祭作品で須佐美彩さん作「かんがえない」も眺めることができ、ゆったりとした時間を過ごせます。

また、音響にもこだわって作られた待合ホールでは、不定期ではありますがコンサートも行っております。グランドピアノも設置してありますので、コンサートでご使用になりたい方は是非総務課までお声掛けください。

また、館内は無料Wifiが設置してあります。ご自由にお使いください。

性教育本&童話本コーナー

当院は性教育にも力を入れており、医師が地域の学校に出向き小中高校生を中心に出前講座を行っております。ご家庭で活用しやすい性教育の本の見本がありますのでぜひ手にとってご覧ください。

童話本コーナーには絵本など読み聞かせに最適な本がありますので、待合時間に親子で楽しんでいただけます。

畳スペース

待合室には椅子だけでなく広い畳敷のスペースがあります。胡坐座や横になりながら待ち時間を過ごすことができます。

診察室前待合室

産婦人科・小児科・内科の待合室は各科ごとに区切られていないので、複数科を受診される方でも受診ごとに移動の必要がありません。診察直前の待ち時間には、よりリラックスいただけるよう、月替わりで香りのテーマを変えたアロマオイルを焚いています。

診察をスムーズに進めるために、医師の診察前にメッセンジャーと呼ばれる看護スタッフが当日の体調などを先に伺わせていただいております。気軽に何でもお話しください。

※笑顔で丁寧に対応し、安心して診察を受けていただけるよう、スタッフ全員で皆様のおいでをお待ちしております。

点滴室

体調が悪く点滴治療の必要な方あるいは美容点滴をご利用の方には、ベッドで横になってゆったりと点滴を受けていただけるお部屋があります。

授乳室

お子様連れの方でも安心しておむつ替えや授乳をしていただけるお部屋が用意してございます。

第二待合室

風邪症状のある方や各感染症の疑いのある方など、隔離が必要な方の診察待合室です。ベッドがありますので、具合の悪い方も横になって診察や会計をお待ちいただけます。ヒーターや空気清浄機などもあり快適です。

入院病棟

  2階の入院病棟は落ち着いた雰囲気のまっすぐな廊下がつづき、各お部屋の入り口についた照明が間接照明となり、まるでパリの路地裏の家並みを歩いているような錯覚を覚える空間の中にあります。廊下からは各所にちりばめられたステンドグラスも見ることができます。

お部屋はほとんどが個室で大きな窓は外からは見えないマジックミラーとなっており、開放的な印象を与えます。

陣痛室はなく、分娩の直前まではゆっくりとプライベートが確保された各自の個室で過ごしていただくようにしています。

分娩室と手術室は一緒の部屋の中にあり、お産の途中で手術が必要になった場合にはすぐに手術が開始できるようになっています。
一見手術室らしくない白く優しい清潔なお部屋なので、リラックスして手術を受けることができます。

分娩の付き添いの時や赤ちゃんのお世話を一緒に練習するために、ご家族の方が妊婦さんご本人と一緒に寝泊まりできるファミリールームを洋室と和室タイプで1室ずつ用意してあります。

産後ケアも同じ入院病棟で行っております。産後ケアについては妊婦健診のページをご覧ください。
美容院と同じシャンプー台が2階の一番眺めの良い場所に設置されており、出産直後や体調不良のためシャワー浴のできない方には美容師の資格のあるスタッフが洗髪をお手伝いしています。

入院病棟のスタッフはみな出産経験があり、入院してこられる皆さんのお一人お一人へしっかり寄り添うことができます。

からだとこころに優しいお食事

 当院の給食は、「ご家庭で作る食事の温かさを入院中でも」をモットーにしており、できうる限り冷凍食品を使用せず手作りにこだわっています。
ボリューム満点なのに、毎日食べていると痩せていく!と入院している方にびっくりされる給食です。

 季節のイベントを大事にしており、お正月のおせち料理、桃の節句のちらし寿司、クリスマスのケーキなど、入院中でもしっかり楽しんでいただける内容になっています。

また、調理中や下膳で出た残飯を有機肥料に変えて、あるいは当院の広大な裏庭から集められた落ち葉を堆肥にして、スタッフが精魂込めて自前の畑で無農薬野菜を作り、それをまた調理し給食として提供しています。

医院の裏庭には桜やもみじやアイリスなどをはじめとした目で楽しむ草木のほか、
いちじくや栗やジューンベリーといった舌で楽しむ樹木もあり、収穫後は仲先生お手製のいちじくのコンポート、ジューンベリーのジャム、腕自慢のスタッフが作る栗のモンブランケーキ、栗ご飯などになって給食に登場し入院中の皆さんに季節を味わっていただいております。

 土曜日の朝は、地元で大人気、商品購入の難しい天然酵母のパン屋さん「穂んわか」さんの美味しい丸パンをお出ししており、
食べる方のからだにもこころにも優しい食事を心がけています。

 お食事も3食すべて調理師の完全手作りで、よりヘルシーな調理法を追求し、
見た目も味も内容もボリュームも満足な食事は「また食べたい!」と多くの方より言っていただいております。
特に月曜と金曜の午後にはティータイムといって、手作りで出来立てのお菓子だけでなく、
カフェインレスコーヒー・ココア・ハーブティーなども提供しており、人気です。