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院長ブログ

デリケートゾーンのしわ・たるみが気になる方へ|原因・対策・治療法まで産婦人科女医が丁寧に解説!

25年産婦人科医をしていて、最近とてもデリケートゾーン年齢が気になります。

カルテに記載してある実年齢に比べて「若いな~」と感じる人と「老けているな~」という人といるのです。

実年齢より老けていると感じる人のデリケートゾーンの一番の特徴は「しわ」「たるみ」です。

年齢に関係なく、顔はとても若々しく見えるのに、、、綺麗にデリケートゾーンの脱毛をしているのに、、、なんだかちょっとデリケートゾーンが老けて見えて残念だな、と思う方がいらっしゃいます。

また最近はデリケートゾーンを脱毛される若い方が多いので、陰毛が無くなったときにふと鏡で見た自分のデリケートゾーンの見た目にがっかりした、と相談に来られる方も珍しくないのは、フェムケアが浸透してきた時代の流れだなと思います。

ではなぜ、実年齢に比して老けて見えるデリケートゾーンの「しわ」「たるみ」ができてしまうのか、できないための今からできるケア、できてしまった人の対処法などを、今回はお話していきたいと思います。

デリケートゾーンのしわ・たるみに悩む女性が増加中

年齢とともに変化するデリケートゾーン

生まれたばかりの赤ちゃんのデリケートゾーンは、他の部分の肌と変わらないきれいな肌色で、黒ずみや陰毛も無く瑞々しくてピチピチプリプリしています。

そして大きく個人差が無いのが生まれた時のデリケートゾーンです。

それが年齢を重ねるうちに、形や色や陰毛の状態などデリケートゾーンは世界に一つと同じものの無い素晴らしい個性を帯びてきます。

実は多くの女性が感じている「見た目の変化」

でも、日々個性的に変わっていくデリケートゾーンの様子は、他人と比べることのできない場所として、時にとても女性の深い悩みにつながることがあります。

特に恋愛を多く経験する年齢では、大好きなパートナーにデリケートゾーンを見られる瞬間はとても緊張を感じるものです。

人と比べることができない場所だからこそ、パートナーが何気なく言った「くさい」「形が左右で違う」「変な形じゃないか」などの言葉は、生涯トラウマになるほど本人の自己肯定感を傷つけ、突然パートナーとの関係性が対等でなくなるような感覚を受けるようになり、大きな悩みの元となります。

つまり、デリケートゾーンに関する正しい知識を知ること、自分のデリケートゾーンの状態の把握とケアは、早いうちに知っておくことが、女性の人生を健やかに過ごす一つの条件として、とても重要であると考えています。

自分だけじゃないと知って安心してほしい

デリケートゾーンの見た目の悩みは、口にしないだけで多くの女性が持っている悩みです。

時にパートナーに心の無い言葉を言われ、時に自分でデリケートゾーンを鏡で見て他人と違うのではと心配になり、時に若い時と違うしわ、たるみ、黒ずみなどのデリケートゾーンの老化にショックを受け、婦人科に相談にいらっしゃる方は少なくありません。

相談していく中で、徐々に信頼感が出来ると、性交時に濡れない、挿入が痛い、などの症状が出て、性器が老化しているのではと、ひそかに心配していたと教えてくださる方も少なくありません。

そして皆さんが必ず口にする言葉は、「相談を聞いてもらえて良かった~!誰にも言えないし困っていたから、本当に良かったです。」と。涙ぐんでいかれる方もいますよ。

デリケートゾーンのしわ・たるみの主な原因とは

女性ホルモン(エストロゲン)の減少とその影響

20~30代で分泌のピークになった女性ホルモン(エストロゲン)は、40代に入ると分泌が低下します。

エストロゲンは皮膚や粘膜のつやや弾力の元になるコラーゲンを維持するために必要なホルモンであるため、分泌が低下すると、皮膚や粘膜の水分量が減って、しわやたるみの原因となります。

出産後の膣まわりの筋力低下

膣は体の中でも大きく伸び縮みできる筒状の臓器です。

普段は直径2~3cmですが、出産の時は直径10㎝になろうかという赤ちゃんの頭を通すくらいに伸び、産後は約6週間かけて縮んで戻っていきます。

ただし、急激にお産が進んだり、無痛分娩などでまだ十分に膣が伸びる準備が出来ていない時に吸引分娩や鉗子分娩などで赤ちゃんが膣を通ると、膣の筋肉に負担が過度にかかり、産後に時間をかけても完全には元に戻らなくなる場合もあり、膣まわりの筋力低下の原因となります。

また、大きくなった子宮の重みで、膣を含めた骨盤内の臓器を良い位置に支える骨盤底筋を妊娠や出産でいためてしまうこと、妊娠~産後のホルモンバランスの変化で、出産後の膣まわりの筋力低下に拍車をかけることで、デリケートゾーンのしわ・たるみの原因となっていきます。

加齢による筋力の低下

40代になると1年で1㎏の筋肉がなくなっていくといわれているように、年齢を重ねると、全身の筋力低下が起こります。

膣まわりを支える骨盤底筋、またそれにつながる内閉鎖筋群、内転筋群、殿筋群という筋肉全ての筋力が衰え、若い時のように膣や外陰部の皮膚を支えられなくなり、膣自体のゆるみのほか、外陰部のしわやたるみの原因となります。

閉経とともに進む外陰部のエイジング

筋力の低下に加えて、閉経になると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌がさらに低下するために、外陰部の血流が減り、外陰部の皮膚のコラーゲンが減ることで、皮膚の萎縮と弾力の減少が起き、しわやたるみの原因となります。

膣の粘膜も萎縮が起こり、たるみだけでなく粘膜が荒れやすくなることで萎縮性膣炎という炎症を起こし、汚い色のおりもの、出血、におい、性交痛、尿漏れなどに発展していきます。

黒ずみも気になる!どうして黒ずみが!?

摩擦による長年の皮膚への刺激(引っ掻く、かみそりによる剃毛など)があると、皮膚が炎症を起こし角質層が厚くなることで黒ずんだ見た目になってしまいます。

摩擦の刺激は黒ずみの原因となるメラニンを産生するメラノサイトという細胞の働きを活発にします。

また、摩擦による長年の皮膚への刺激や強い洗浄剤でゴシゴシ洗うなどの間違った洗浄法は、皮膚の表面の皮脂を必要以上に取ってしまい、乾燥の原因になります。皮膚が乾燥すると、黒ずみだけでなくしわやたるみの原因にもなります。

年代別に見るデリケートゾーンの変化と特徴

【30代】出産をきっかけにハリが失われるケースも

妊娠中、大きくなった子宮の重みで、骨盤内の臓器を良い位置に支える骨盤底筋が伸びきってしまうことで、産後に外陰部の構造を支えることができなくなり、皮膚のしわやたるみが生じてしまう原因になります。

妊娠中の必要以上の体重増加

妊娠中に必要以上に体重増加をしてしまった方は、さらに外陰部の皮膚が伸びてしまい(人によっては妊娠線ができます)、産後の皮膚のしわやたるみの原因になります。

経腟分娩

経腟分娩を行った方は、膣や外陰部が赤ちゃんの頭を通すために大きく伸び縮みして膣まわりの筋肉や外陰部の筋肉がいたんでしまうことで、外陰部の皮膚のしわやたるみの原因になることがあります。

皮膚に弾力やつやを与える女性ホルモン(エストロゲン)が、産後に急激に減少してしまうことで、外陰部の皮膚がたるんでしまうことがあります。

産後

産後は赤ちゃんのお世話で自分の食事や水分摂取などがおろそかになることもあり、余計に皮膚の状態を悪くします。

【40代〜50代】閉経によるホルモン変化で一気に変化が進行

40代に入ると、全身の筋力低下が起こり、膣や外陰部の構造を支える骨盤底筋も筋力が低下して、外陰部のしわやたるみの原因になります。

また、20~30代に分泌量のピークを迎えた女性ホルモンが40代になると分泌量が減少するため、若いころのような外陰部の皮膚の弾力やつやが失われ、外陰部のしわやたるみにつながります。

【60代以降】粘膜の菲薄化・乾燥・かゆみなど複合的な悩みに

閉経から10年以上経過すると女性ホルモンの枯渇で明らかに皮膚のコラーゲン量が減り、皮膚が薄くなり乾燥が進みます。

乾燥が進むと、外からの刺激に弱くなってしまうため、尿漏れパッドによるむれや下着のこすれなどでかゆみが生じやすくなり、掻くという皮膚への摩擦でしわやたるみの原因になります。

10代20代で「しわ、たるみ」が気になるという方へ

若いからといってしわやたるみができないわけではありません。

急激なダイエットに注意を!

10~20代の若い世代はダイエットをする方がおり、1か月で2~3㎏など、短い期間に急激に体重を減らそうとするために体形の変化に皮膚の変化が追いつかず、しわやたるみの原因を作ってしまうことがあります。

そして、必要以上のダイエット(体重減少をもたらす低栄養の状態)は体の構造を支えるタンパク質をはじめとした様々な栄養素の欠乏を起こし、より皮膚のしわやたるみを助長する原因になります。

無理なダイエットとピル

急激な体重減少による無月経、ピルの使用によりエストロゲンの分泌が抑えられた状態になると、皮膚のコラーゲン量が減って乾燥の原因になります。皮膚が乾燥すると弾力やつやが失われるため、しわやたるみの原因になります。

高校生までは体をしっかり作ることが大事な年齢です。

若い時にしっかり食べて運動して寝ることは何十年か先のデリケートゾーンのしわ、たるみに影響を及ぼすといっても過言ではありません。

デリケートゾーンのしわ・たるみが引き起こす影響

見た目の問題だけではないんです!

日本人で自分のデリケートゾーンを鏡で見たことがある人はまだ少数派なのではないかと思っていますが、興味のある人は是非一度眺めてみてください。

思いのほか年齢が見える場所です。

・年齢の割に黒ずんでしまっている人
・白髪の人
・しわやたるみが顕著な人…

色々な方がいらっしゃいます。

デリケートゾーンの乾燥にも注意を!

デリケートゾーンにしわやたるみがあるということは、必ずデリケートゾーンに乾燥が起きていると思ってください。

瑞々しい果物が乾燥するとしわしわになってしぼんでしまうように、デリケートゾーンの皮膚や膣の粘膜も縮んで小さくなってしまう萎縮が起きます。

バリア機能の低下

皮膚が乾燥すると皮膚のバリア機能が失われるため、外からの刺激に弱くなってしまうため、ちょっとした刺激が炎症につながります。

デリケートゾーンの乾燥による影響とは!?

かぶれ・炎症・出血・おりもの異常・尿漏れ

生理用ナプキンや尿もれパッドなどでかぶれやすくなり、常にデリケートゾーンに違和感を感じるだけでなく、膣の粘膜が萎縮すると、萎縮性膣炎といって余計な菌が膣の中で増殖して炎症を起こすので

・汚い色のおりもの
・出血
・不快なにおい
・尿漏れ

…などの問題が生じ、さらには性行為による摩擦で性交痛が起こるようにもなります。

性交痛や性生活への影響

性交痛

性行為は相手があるものですから、見られる可能性のあるデリケートゾーンの見た目は若くありたいものですよね。

そして性行為による痛みを感じるようになれば、性行為自体も楽しめなくなり、パートナーの接触や希望を拒んでしまうようになるかもしれず、性生活に対しての悩みが生じてしまいます。

デリケートゾーンのかぶれで常にひりひりしたりかゆみが強かったり、まわりににおいがするのではないかと心配になったり、頻尿・尿漏れがひどければ長時間の外出もトイレばかりが気になってできなくなってしまうかもしれません。

日常生活への悪影響

デリケートゾーンの問題は見た目の問題だけでなく、社会に出て行けない、他人と関われない、物事をしたいようにできない自分に対して「自己肯定感」が下がり、パートナーだけでなく友人や家族との関係が、いえ、人生の明るい先行きさえ壊れていく可能性のある大きな問題なのです。

認知症のリスク

閉経後に人とのかかわりが希薄になると、認知症リスクが高まります。

ぜひ早いうちにデリケートゾーンのお悩みがある方は、産婦人科に相談いただき、笑顔で外出してお友達と会話を楽しめる人生を末永く送って欲しいと思います。

自宅でできるデリケートゾーンのケア方法

1.デリケートゾーン専用の保湿アイテム活用

しわとたるみの原因は、「加齢」「生活習慣」「栄養」「ストレス」「保湿」の五大要素が考えられますが、一番簡単に始められるのが「保湿」のケアです。

最近はデリケートゾーン専用の保湿アイテムが市販のものでもたくさん販売されています。持ち運びもできる大きさの商品もありますので、トイレに入るたびに保湿することも可能です。

2.骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

1948年にアメリカの産婦人科医アーノルド・ケーゲルが開発した体操でケーゲル体操という骨盤底筋を強化するトレーニング方法があります。

さまざまな姿勢で行うことができるのですが、テレビを見ながらでもできる方法としては次のようなものがあります。

椅子に座って簡単体操!

1.姿勢を正して椅子に座った後に、ゆったりとした深呼吸に合わせて行います。

2.吸う息2~3秒で膣と肛門をゆるませ、吐く息2~3秒で膣と肛門を締める、締めたら2~3秒は締めたままキープする、これを繰り返す、というものです。

※慣れたら2~3秒が徐々に10秒に近づくようにやってみてください。
※10回を1セットとして、朝晩1セットずつできると良いと思います。

ケーゲル体操のメリット

ケーゲル体操をすることは、骨盤の中の臓器、膣や外陰部のしわやたるみを改善するために臓器を良い位置に骨盤底筋の筋力をつけることにおいて重要ですが、体操をすることで骨盤内、膣内、外陰部の血流を良くすることも筋肉、皮膚、粘膜に水分や栄養を回す意味でもとても重要だと思います。

3.日常生活で気をつけたいポイント(ストレス・下着・栄養など)

保湿以外のしわとたるみの原因の五大要素のうち、「生活習慣」「栄養」「ストレス」もとても重要です。

下着

身につけている下着の吸湿性や通気性が悪いとデリケートゾーンの皮膚にダメージを与えやすくなります。むれる、炎症を生じる、かゆみが出る、引っ掻く、という連鎖がしわとたるみの原因になります。

食事

張りや弾力のある皮膚や粘膜を作るためには、日常の食事(栄養)も重要です。食事は1日3回できる健康法です。ぜひ有効に活用していきたいものです。

体を作るために大事なのはバランスよく食べること!

炭水化物や油を過剰に控えるのはNGです。
炭水化物を必要最低限とるのは体を1日動かすためには必要ですし、油はオメガ3脂肪酸の多い良質な油をとりましょう。発酵食品をとることも膣内の良い菌を育てるのに役立ちます。

しっかり食べて体の中からアンチエイジングして、しわやたるみを予防していきましょう。

ストレスケア

また、デリケートゾーンとストレスは大きな関係があります。ストレスを感じると、自律神経が乱れ、ホルモンの分泌に影響が出るからです。

女性ホルモンの分泌が乱れると皮膚のつやや弾力が失われます。

そしてストレスは皮膚のバリア機能を失うだけでなく、免疫力を低下させるため、カンジダやヘルペスなど外陰炎を起こす原因となります。強い炎症が長引くと皮膚のしわやたるみの原因になります。

4.デリケートゾーン用の保湿ジェル

たかき医院では、同じ産婦人科医が開発したエビネジェルエビネセラムをお勧めしています。

どちらもつややかに弾力のある皮膚を育てる成分がたくさん入っております。まずはジェルやセラムで水分をデリケートゾーンに補ったうえで、クリームやオイルなどの油分の多いものを重ね塗りして水分を閉じ込める方法をお勧めしています。

お顔のお手入れと一緒ですね!
天然100%オイルも各種揃えておりますので、是非お声がけくださいね。

モナリザタッチで医療によるしわ・たるみ改善を

実は、2007年にイタリアで発売され全世界でデリケートゾーンのしわやたるみの改善に使われている治療器があります。日本でもたかき医院を含め、約100か所でこの器械による治療が行われています。

それが「モナリザタッチ」です。

モナリザタッチとは?

モナリザタッチは、膣の中や外陰部に炭酸ガスレーザーを照射して、膣の粘膜や外陰部の皮膚をとても軽いやけどの状態にすることで、そこから正常の粘膜や皮膚を作る時に生じる自然治癒力を利用して、粘膜や皮膚の中のコラーゲン再生を促し、若返りを図ります。

実は以前より使われていた顔のしわ・くすみ・たるみなどの美容治療器を、デリケートゾーン用に応用したものです。

モナリザタッチの効果は?

また、モナリザタッチは、デリケートゾーンのしわ、たるみの他に、乾燥感、かゆみ、痛み、におい、性交痛、ゆるみ、尿漏れ、頻尿などにも効果があります。

モナリザタッチは当日施術できる?

施術のご希望があった際には、まず外来にて医師の診察を受け、モナリザタッチで効果が出るお悩みなのかどうかを判断いたします。その後にご希望があれば、すぐに施術を受けることができます。

モナリザタッチの施術時の痛みは?

膣内はもともと無痛ですが、外陰部の皮膚はそのままレーザー照射をすると痛みを感じますので、レーザー脱毛の時に使う表面麻酔のクリームを塗って20~30分馴染んだところで施術が行われます。麻酔クリームを利用すると、施術時はほとんどお痛みはありません。

モナリザタッチの施術場所は?

膣内、膣の入り口、外陰部の3か所をレーザー照射します。施術時間は5分程度。
照射後はすぐにお帰りいただけます。ただし、軽いやけどの状態がありますので、ヒリヒリ感、腫れぼったい感じなどが数時間ありますが、しっかり冷やしていただくと翌朝までには落ち着きます。

モナリザタッチの施術頻度は?

1カ月に1回、連続3回受けていただき、その後はメンテナンスに1年に1回は受けていただくのが基本的な施術回数になります。

子宮体がん、乳がんの方にも施術可

ホルモン補充療法ができないエストロゲン依存性疾患(子宮体がん、乳がんなど)の方も受けられます。

モナリザタッチのデメリットは?

モナリザタッチのデメリットは、自費診療のため1回1回の値段が高価(3~5万円の所が多いようです)、症状を改善するためにホルモン補充療法やプラセンタ注射など他の治療を組み合わせていく可能性がある、が挙げられます。

その他のしわやたるみの治療法について

また、デリケートゾーンにはヒアルロン酸注入、形成術などの他の治療法もあります。

・ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は経験豊富な医師が行わないと、かえって膣や外陰部の変形を起こしたり、重症例では肺血栓塞栓症やうっ血などでの死亡例なども過去にあり、思わぬトラブルを起こすことがあります。

・形成術

また、小陰唇・大陰唇形成術はきちんと術前に医師と相談をしてから行わないと、手術をしてから自分の希望通りに行かなかったからと元に戻すことができませんし、形成した外陰部の形によっては、かえって乾燥感、かゆみ、痛み、におい、性交痛などの原因になってしまうことがあります。

まずはデメリットが少ないモナリザタッチを!

モナリザタッチは、ヒアルロン酸注入や形成術に比べると大きなトラブルの起こりにくい施術であるといえます。

当院でのモナリザタッチ施術の特徴と安心体制

当院のモナリザタッチの施術のおすすめポイントをご説明します。

1.女性医師による診療

当院の常勤産婦人科医は女性のみです。
女性の視点で、かつ産婦人科専門医の知識を持ち、お悩みに寄り添う診療を随時行っています。

2.完全予約制の安心感

モナリザタッチは完全予約制です。
12:00~と16:00~の1日2回、時間を決めて予約を受けております。

また、施術を受けるかどうか悩んでおられる場合には、当院ではオンライン診療を行っておりますので、遠方にお住いの方でも来院される前にまずはお話だけできる体制も整っています。

3.丁寧なカウンセリングとアフターケア

ご来院いただいたら、まずはお悩みを詳しくカウンセリングシートに沿って書いていただき、それを基に診察いたします。

モナリザタッチの治療の仕組みをお話し、施術料金をもう一度ご説明して、最終的に受けられるのかどうするのかをご本人様から決めていただきます。

カウンセリング後は早速、表面麻酔のクリームを塗らせていただき、クリームがなじむまでの時間はゆっくり他の外来診療の方とは別室でゆったり過ごしていただきます。

4.他の婦人科美容メニューも

約30分くらい麻酔のなじむ時間がありますので、ご希望があれば骨盤底筋トレーニングマシーン「エムセラ」の施術を受けていただいたり、美容点滴をされる方もいらっしゃいます。

当院ではモナリザタッチ以外の美容医療/婦人科美容もおこなっております。

※写真はエムセラ

5.熟練した女医による安心施術

膣内、膣の入口部、外陰部の3か所すべての施術は5分ほどで終わります。

麻酔クリームでほとんど痛みはありません。施術が終わったら、施術後の注意点をご説明してすぐに帰宅できます。

しっかり冷やしていただくための保冷剤をお渡しし、施術から一時的に2~3日外陰部の乾燥が強まりますので、保湿ケアのためのエビネジェルやエビネセラムなどのご紹介もさせていただいております。

施術後の状態で不安なことがあった場合には、すぐに外来受診にて保険診療でケアすることもできます。また、施術医と診察医が必ず同じという利点も当院ではございます。

6.モナリザタッチのよくあるご質問

Q1.何回受けたら効果が出ますか?

A1:1回目から何かしらの効果を感じる方がほとんどです。施術後の満足度は8割以上といわれています。基本的には1カ月に1回を連続で3回受けていただき、後は1年に1回メンテナンスにおいでいただきます(定期メンテナンスの感覚は個人差がございます)。

Q2.施術料金はどのくらいですか?

A2:自費診療になります。膣内・膣の入口部・外陰部の3か所すべてを施術した場合に1回3~5万円(税抜)必要であるところが多いようです。そのほか、診察料や表面麻酔クリーム代が別途かかります。

Q3.受けられない条件はありますか?

A3.現在、性感染症にかかっている(カンジダ症、クラミジア感染症、性器ヘルペス、淋病など)、外陰部皮膚炎にかかっている(乾癬、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬など)、外陰部や膣内、子宮頸部などに腫瘍ができている、過度な膣炎がある、生理期間中の方、妊娠中または妊娠の可能性がある方、は受けられない可能性が高いです。

デリケートゾーンのしわ・たるみは医療で改善できます!

女性のデリケートゾーンのしわ・たるみの原因は、若い方からお年を召した方までさまざまなものがあり、できてしまったしわ・たるみは、見た目の老け感、パートナーとの性生活への影響、日常生活の質の低下や自己肯定感の低下につながり、どなたのお悩みにもなり得ます。

「年齢のせいだから」「仕方ない」とあきらめず、もしも気づいて一人で悩んでおられる方がいらっしゃるようでしたら、まずはデリケートゾーンの専門医である産婦人科医にご相談ください。

悩んでいるのはこれを読んでいるあなただけではありません!
そして、デリケートゾーンのしわやたるみは医療で改善できる時代になっています。

しわやたるみの原因である「加齢」「生活習慣」「栄養」「ストレス」「保湿」の五大要素のうち、「加齢」を覗いた四要素はある程度ご自身で、そしてご自宅でケアすることができます。

ケアしているのにしわやたるみが出来てしまった、あるいはもっと踏み込んだ予防法を知りたいときには、是非お気軽にお声掛けくださいね!

新潟県のたかき医院について

女性の身体と心の健康は、日々の生活を豊かにする上で非常に重要です。

たかき医院では、一人ひとりの患者様が安心して、そして前向きに健康と向き合えるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。十日町市にお住まいの方だけでなく、アクセスしやすい津南町南魚沼市湯沢町からはもちろん、県内、県外からのご来院も心よりお待ちしております。

どんな些細なことでも構いません。ご自身の身体に気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門の女性医師とスタッフが、親身になってお話を伺い、最適な治療プランをご提案いたします。

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WEBからのご予約

皆様の健康と笑顔のために、たかき医院が全力でサポートさせていただきます。

仲 栄美子

仲 栄美子(なか・えみこ)
たかき医院 院長/日本産婦人科学会 専門医


女性の健康と心に寄り添うヘルスケアアドバイザーとして、日々診療にあたっています。
医師としての知見に加え、ヨガやメディカルアロマ、精油の知識を活かし、ライフステージごとに変化する女性の体と心をトータルにサポートしています。

取得資格・活動

  • ヨガインストラクター RYT200(サントーシマ香 師事)
  • 産後ヨガインストラクター
  • チェアヨガインストラクター
  • 骨盤底筋ヨガインストラクター(高尾美穂 師事)
  • MAA認定メディカルアロマプラクティショナー
  • MAA認定キャリアオイルマスター
  • MAA認定ホルモンアドバイザー
  • yuica認定 日本産精油インタープリター

著書

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