
「ここ、ここです。ここが時々ツーンとして、、、」
内診台の上で一生懸命、ご自身のデリケートゾーンを指さしてくださる患者様。
でも、その指さした先には何もなく、
「どこ?どうなってるの?」
戸惑うけれどそれを口に出すことはできず、
「ここなんですね。そうですか、わかりました」
と答えます。
婦人科医になって実家のクリニックに帰ってくるまで、残念ながらこのような患者様には大学病院でも公立病院でもお会いすることがありませんでした。
クリニックに戻ってきて冒頭のような患者様の訴えに初めて出会った時、
最初は
「気のせいなんじゃないのかしら」
「どこか気持ちを病んでいらっしゃるのかな」
「私の経験不足で異変に気付かないだけ?」
と感じることが多かったですが、婦人科医歴の長い私の母から
「一回症状が出るとなかなか治らないのよ」
「繰り返して症状が出るから頭の中がこのことばっかりになってね~」
「だいたいはもう性行為も回数が少なくなってくるような年齢の人なんだけど」
と聞かされ、そういう悩みがあるのか、と知りました。
そこから20年も経とうとした頃、「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」という医療的概念が生まれ、これまで婦人科医として戦ってきた悩みの正体が明らかになり、今までにない根本的な対処方法が出てきたことに感動を覚えました。
今日は長い間謎だったデリケートゾーンの不調の正体をお話ししていきます。
この記事では、閉経後に起こりやすいデリケートゾーンの乾燥を中心に、受診が必要な症状と、保湿ケア・局所エストロゲン療法・モナリザタッチ・エムセラなどの治療法についてお話しします。
症状や体の状態によって適した対処法は異なるため、それぞれの特徴を知り、ご自身に合った方法を考える参考にしてください。
目次
閉経後、デリケートゾーンの不調が増えるのはなぜ?(GSMとは)

更年期にデリケートゾーンのトラブルが増えるのは、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が20~30代に比べて減少することが根本的な原因です。
エストロゲンは膣や外陰部や尿道粘膜の中の線維芽細胞を活性化してコラーゲンを産生し、膣や粘膜の水分量を蓄える役割があるため、エストロゲンの分泌が低下するとコラーゲン量が減り、全身の皮膚だけでなく、膣・外陰部・尿道の粘膜が20~30代に比べて厚みが無くなる菲薄化を起こし、構造変化(萎縮)が生じます。
萎縮したデリケートゾーン

・粘膜の中のコラーゲンの量が減ると蓄えられる水分量が減るため、粘膜は潤い不足で乾燥しやすくなります。
・乾燥した皮膚や粘膜は外からの刺激に弱くなり、摩擦刺激や雑菌感染などからのダメージを受けやすくなります。
・摩擦刺激のダメージを受けやすくなると、膣の入り口や外陰部の皮膚のヒリヒリ感や痛みを感じやすくなります。
・尿道の粘膜のヒリヒリ感や痛みは排尿時痛にもつながります。
・雑菌感染からのダメージを受けやすくなると、おりものの性状や量が変わる、匂いが気になる、膀胱炎を繰り返す、などの原因になります。
GSMとは
これらのデリケートゾーンの乾燥・痛み・かゆみ・灼熱感・におい・たるみ・性交時痛などの生殖器に関する症状、頻尿・尿漏れ・膀胱炎を繰り返すなどの泌尿器に関する症状が閉経前後から始まることを、医学用語で「GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause;閉経関連泌尿生殖器症候群)」といいます。
閉経後によくあるデリケートゾーン症状(一覧)

① 乾燥・ヒリつき
更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、膣の粘膜の水分を維持するためのコラーゲンが減り、乾燥しやすくなります。そのため、膣内の乾燥感や膣入口部のヒリつきを感じるようになります。この乾燥・ヒリつきは性交痛につながります。
② においの変化
更年期になると骨盤内の血流が減り膣内の血流が減ることで膣分泌物が少なくなり、それに伴って膣内のpHバランスが崩れます。膣内には乳酸菌の一種であるデーデルライン桿菌がおり、膣内を酸性に保つことで外部からの菌が入り込まないようにしている自浄作用があります。自浄作用が落ちると菌が入りやすくなるため、おりもののにおいの変化が起こります。
③ 少量の出血(萎縮性膣炎の典型)
更年期になり、膣粘膜の水分維持を担うコラーゲンが減ると、膣の粘膜自体が薄くなるため、粘膜内の血管が表面へ露出し出血が起こりやすくなります。
そして閉経してから十年近く経つのに茶色の出血がたびたび出る、という症状が起きます。ただし、この閉経後の出血は、陰には「子宮頸がん」や「子宮体がん」などの悪性腫瘍が隠れていることもあるため、安易に年齢に伴う変化だから様子を見る、というのは危険です。
また、①月経不順の人②低用量ピルを使用している人③出産後、授乳のために長期間月経が来ていない人④がんの治療で卵巣を摘出した人、などは、女性ホルモンの分泌が少ないため、若くても「萎縮性膣炎」のような症状を生じる場合があります。
④ おりものの変化(黄色・さらさら等)
閉経後の更年期の時代では、膣内の粘膜の乾燥や萎縮が強まり、粘膜が荒れることで傷口からの浸出液のような黄色いおりものが出ます。雑菌の感染が同時に起こると黄色というより少し汚い黄褐色のおりものが出ます。
また閉経前の更年期の時代では、女性ホルモンの分泌低下を補うため一時的に卵胞刺激ホルモンの分泌が増え、女性ホルモンの乱高下が生じ頸管粘液が増えて、卵白状のようなゼリー状のようなおりものが出ることもあります。
⑤ 外陰部の違和感(ピリピリ・しみる)
デリケートゾーンの皮膚は、もともと他の全身の皮膚に比べて薄く、摩擦などの刺激に弱い部分です。
更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、皮膚の水分を維持するためのコラーゲンが減り、デリケートゾーンの皮膚が乾燥しやすくなります。乾燥した皮膚はもともとあるバリア機能が失われるために外部からの物理的刺激で傷つきやすくなります。
きつい洋服・下着やおりものシート・尿取りパッドなどの摩擦やむれ、引っ掻くという刺激、間違ったデリケートゾーンの洗浄法などによって、皮膚がさらにいたみ、常に外陰部がピリピリする、しみるなどの違和感を生じることがあります。
⑥ かゆみ
いたんだデリケートゾーンの皮膚を放置したり、傷ついた皮膚に雑菌が付くと、かゆみの原因となります。
長期間にわたってかゆみがあることを放置してデリケートゾーンの皮膚を掻き続ければ皮膚のいたみはさらに悪化し、皮膚が白くなるなどの変色や皮膚が固く厚くなる構造の変化(硬化性苔癬)を起こすだけでなく、常にかゆみや痛みがある状態にまでつながります。
⑦ 尿もれ・頻尿・残尿感
膣や尿道口付近の粘膜が女性ホルモンの分泌が低下することで水分を失って乾燥・萎縮すると、外部からの刺激を受けて傷みやすい状態になることになり、排尿時痛や頻尿といった症状につながります。
それに加えて、膣の中を清浄に保つための乳酸菌が減ってしまい、主に大腸菌やB群溶連菌などの菌が増えて膣内環境が悪化します。膣の入り口と尿道口は近いため、膣の中で増えた雑菌が尿道口に入りやすくなり、細菌感染つまり膀胱炎を繰り返し起こしやすくなります。
また、女性ホルモンの分泌が低下することで全身の筋肉の柔軟性も失われていきますが、膀胱の筋肉も固くなるため、膀胱が尿を貯めるために広がり、尿を出すために収縮する力が弱まるために残尿が生じやすくなるため、膀胱炎につながりやすい状態ができます。
受診が必要な「危険なサイン」

① 出血が続く・鮮血が出る
更年期になると、膣粘膜の水分維持を担うコラーゲンが減り、膣の粘膜自体が薄くなるため、粘膜内の血管が表面へ露出し出血が起こりやすくなります。特に閉経してから十年近く経つ頃に起こりやすく、「萎縮性膣炎」といいます。
ただし、萎縮性膣炎の出血は茶色のおりものとして出てくることが多いです。鮮血が出るということはあまりありませんし、茶色のおりものであっても何カ月もずっと、そして頻繁に出るという時は、もしかしたら子宮脱などの状態であったり、子宮頸がんや子宮体がんなど悪性の腫瘍の可能性もあります。
「閉経後の出血は必ず受診して相談する」は覚えておいていただきたいフレーズです。
② 悪臭の強いおりもの
更年期になると骨盤内の血流が減り膣内の血流が減ることで膣分泌物が少なくなり、膣内のpHバランスが崩れ、膣内常在菌が減り自浄作用が落ちるため、おりもののにおいの変化が起こります。
とはいえ、そのにおいの変化は「加齢臭」と例える方がいるくらいの「自分は気になるけど他人にはあまり分からないにおい」であることがほとんどです。顔をゆがめてしまうほどの悪臭や強い臭いを感じたときは、細菌性膣炎や細菌性膣症、場合によっては性感染症などの細菌感染が膣内に起こっている可能性がありますので、早めに相談していただけると嬉しいです。
また、閉経後のおりものは個人差もありますが、必ずしも全く出なくなるわけではありません。
③ 外陰部の強い痛みや灼熱感
GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause;閉経関連泌尿生殖器症候群)においては、外陰部の灼熱感を感じることはあります。ただし、あまりにも強い痛みや灼熱感を感じたときには、外陰ヘルペスや外陰部の帯状疱疹などの可能性もあるので注意が必要です。
④ 尿が出にくい・血尿
尿漏れや頻尿といった症状はGSMで起こり得ますが、尿が出にくい・血尿などの症状が見られた時は、GSMよりも膀胱炎・膀胱がんや子宮下垂などの骨盤臓器脱の可能性が高まります。
⑤ 性感染症との見分け方
性感染症とGSMを見分ける方法としては、おりものが多い、におう、かゆい、出血する、などの症状以外に、腹痛、発熱、発疹などの全身に及ぶ症状が出てくる場合は、性感染症の可能性が高いと考えられます。
また、症状が見られた時に、パートナーが最近変わった、パートナーの性行動が怪しい、不特定多数の人とつきあっている、といった状況がある場合には、性感染症を疑って早めに検査を受けた方が良いでしょう。
GSMの治療法まとめ(閉経後の粘膜トラブル対策)

① 保湿ケア(外陰部)
GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause;閉経関連泌尿生殖器症候群)のケアで一番大事なのは、なんといっても「保湿」です。
GSMが女性ホルモンの分泌低下による皮膚・粘膜のコラーゲン量の低下による乾燥から始まると考えると、保湿をしただけで大半の方は症状が落ち着いてきます。
お顔に化粧水や美容液を使うようにデリケートゾーンも日々の保湿が必要です。今はフェムテック(女性のためのテクノロジー)といってデリケートゾーンの保湿のための製品は多く販売されています。自分に合う良い品質のものを選んで使ってください。
たかき医院でも、100%天然成分のオイルやハーブウォーター、プラセンタや成長因子や幹細胞培養液などの入ったジェル、デリケートゾーン専用の保湿も同時にできる洗浄剤などがありますので、気になる方はいつでもお声掛けください。
メリット
薬とは違い、皮膚の状態を健康に保ち、良い皮膚を作るターンオーバーを促す成分が入った製品も多くあります。ネットでも購入することができ、自宅で毎日続けやすいです。
デメリット
GSMとして皮膚の状態が悪すぎると、使用しても良くならない、かえって悪くなる、付けるとしみる、などが起こることがあります。この場合には早く産婦人科を受診して相談してください。
② 局所エストロゲン療法(使用の注意点)
外陰部にエストロゲン入りの軟膏を塗布する、膣内にエストロゲンの膣坐剤を挿入する、などで局所的に女性ホルモンを補充する治療法です。
メリット
膣坐剤に関しては全身的なホルモン剤の影響(エストロゲン関連腫瘍の出現や悪化など)が出にくいといわれています。膣坐剤を1週間続けていただくと、かなり症状が改善されていることが多いです。そして、女性ホルモンの膣剤の使用では乳がんのリスクは上昇しません。
デメリット
エストロゲン入りの軟膏を塗布する場合は、皮膚からの吸収で全身にエストロゲンがいきわたる可能性もあるため、エストロゲン関連腫瘍(子宮体がん、乳がんなどのがんを始め、子宮筋腫や子宮内膜症などの良性疾患)を持っている方・治療中の方、血栓症の既往のある方は、病気の悪化を生じる可能性があるため使用はできません。
膣坐剤は手の指1関節分くらい膣の中に挿入できれば十分ではありますが、膣坐剤の使用はタンポンの使用をしたことが無い人には難しいですし、膣の入り口付近に痛みの強い人にはかえってつらいことがありますので、うまくできなさそうであれば他の治療法を選択するのが良いと思います。
治療法を選ぶ前に、病歴・服用中の薬やサプリを伝えましょう

更年期障害の治療にホルモン補充療法を選択された方が、薬局でセイヨウオトギリソウのサプリを止めるように言われたと外来で教えてくれました。セイヨウオトギリソウは、ホルモン補充療法の効果を弱めてしまう可能性があるからです。
更年期以降の女性の様々な体の不調は女性ホルモンの分泌の低下が原因として大きく関わってきています。治療法の選択の上で乳がんや子宮体癌などを代表とした「女性ホルモン関連疾患」の既往があるかどうかを主治医に伝えていただくことはとても重要です。
ご相談に行かれる場合には、まずは今までにかかった病気のすべて、そして今治療中の病気や使用している薬やサプリなどをすべて医師に伝えるようにしてくださいね!
③ レーザー治療(モナリザタッチ)

2007年にイタリアで発売され全世界でデリケートゾーンのしわやたるみの改善に使われている治療器があります。日本でもたかき医院を含め、約100か所でこの器械による治療が行われています。それが「モナリザタッチ」です。
モナリザタッチは、膣の中や外陰部に炭酸ガスレーザーを照射して、膣の粘膜や外陰部の皮膚をとても軽いやけどの状態にすることで、そこから正常の粘膜や皮膚を作る時に生じる自然治癒力を利用して、粘膜や皮膚の中のコラーゲン再生を促し、若返りを図ります。実は以前より使われていた顔のしわ・くすみ・たるみなどの美容治療器を、デリケートゾーン用に応用したものです。
また、モナリザタッチは、デリケートゾーンのしわ、たるみの他に、乾燥感、かゆみ、痛み、におい、性交痛、ゆるみ、尿漏れ、頻尿などに効果があります。
施術希望の方へ
施術のご希望があった際には、まず外来にて医師の診察を受け、モナリザタッチで効果が出るお悩みなのかどうかを判断いたします。その後にご希望があれば、すぐに施術を受けることができます。
膣内はもともと無痛ですが、外陰部の皮膚はそのままレーザー照射をすると痛みを感じますので、レーザー脱毛の時に使う表面麻酔のクリームを塗って20~30分なじんだところで施術が行われます。麻酔クリームを利用すると、施術時はほとんど痛みはありません。
膣内、膣の入り口、外陰部の3か所をレーザー照射します。照射後はダウンタイムがなくすぐにお帰りいただけます。ただし、軽いやけどの状態がありますので、ヒリヒリ感、腫れぼったい感じなどが数時間ありますが、しっかり冷やしていただくと翌朝までには落ち着きます。
1~2カ月に1回、連続3回受けていただき、その後はメンテナンスに1年に1回は受けていただくのが基本的な施術回数になります。ホルモン補充療法ができないエストロゲン依存性疾患(子宮体がん、乳がんなど)の方も安心して受けられます。
モナリザタッチについて詳しく知りたい方へ
モナリザタッチの治療内容・施術の流れ・料金を見る④ 骨盤底筋低下がある場合(エムセラ)

エストロゲンは皮膚や粘膜のつやや弾力の元になるコラーゲンを維持するために必要なホルモンであるため、更年期になり分泌が低下すると、皮膚や粘膜の水分量が減って、デリケートゾーンのしわやたるみの原因となります。
また、40歳を超えると1年で1㎏の筋肉がなくなっていくといわれているように、年齢を重ねると全身の筋力低下が起こります。膣まわりを支える骨盤底筋、またそれにつながる全ての筋力が衰え、若い時のように膣や外陰部の皮膚を支えられなくなり、膣自体のゆるみのほか、外陰部のしわやたるみの原因となり、見た目の老化や尿漏れ・頻尿などの症状につながります。
そして更年期になり女性ホルモンの分泌が低下すると、骨盤内の血流が減少し膣内の血流を含め外陰部の血流が悪くなるため、粘膜や皮膚の状態が悪くなり乾燥が進みます。粘膜や皮膚の乾燥が進むと外部からの刺激に弱くなるため、かゆみや痛みなどの症状につながります。そのため骨盤底筋のトレーニングは非常に重要です。
椅子型の骨盤底筋治療で「エムセラ」という器械があります。2020年に発売された治療器で、座るだけで骨盤底筋が鍛えられます。同様の治療器の中で唯一国内承認機器のため、保険診療ではありませんが、医師が必要と判断し治療を受けた場合には、確定申告で医療費として申告することができます。

HIFEM(高密度焦点式電磁)の働きで、なかなか刺激できない体の深部の骨盤底筋に1回の治療で1万7400回電磁刺激をすることができ、本来の骨盤底筋の位置の感覚や収縮の感覚を呼び起こすことにより、骨盤内の血流を増やし、たるんだ骨盤底筋を鍛えて元に戻していく治療になります。
エムセラについて詳しく知りたい方へ
エムセラの治療内容・施術回数・料金を見る閉経後のデリケートゾーンを守る生活ケア

① 締め付けない下着・衣類
デリケートゾーンへの刺激や摩擦が増え、皮膚の再生を阻害する要因となる血行不良を起こすようなきつく締め付ける下着やズボンは選ばないことをおすすめします。
② 石鹸の使いすぎに注意
デリケートゾーンの皮膚は0.08~0.16㎜と全身のほかの部分より薄く、pH値が3.8~4.5と酸性なので、まず弱酸性のデリケートゾーン専用ソープで優しく洗浄することをおすすめします。
③ 入浴中の正しい洗い方
熱すぎるお湯は皮膚の表面の皮脂を流してしまい、乾燥の原因になります。熱いお湯に長時間つかるのが好きな人は、入浴後のデリケートゾーンの保湿ケアを念入りに行ってください。あと、お風呂の時に硬いブラシやタオルでゴシゴシ洗うと、薄いデリケートゾーンの皮膚をいためますので、絶対にやめてください。壊れものを触るように優しく洗浄剤を泡立てて、垢のたまりやすいクリトリス周囲や小陰唇と大陰唇の間などを泡でなでるように洗ってください。
④ 尿漏れパッドの蒸れ
夏などは何をしなくてもデリケートゾーンは高温多湿になってしまいます。その状態でさらにおりものシート・生理用ナプキン・尿取りパッドを使用していると、さらに高温多湿で蒸れが生じ、肌がいたむ原因となります。
まずは肌に優しく汗の吸収も良く通気性の良い、自然の繊維(綿、絹など)で作られた下着を選ぶことが重要です。
そして、おりものシート・生理用ナプキン・尿取りパッドなどは、汚れたものを長時間つけたままにしているとさらに蒸れが強くなり、雑菌が付きやすい状況になるため、たいして汚れていなくても、こまめに替えることをおすすめします。
どうしてもおりものシート・生理用ナプキン・尿取りパッドなどで蒸れかぶれを起こしてしまう方は、月経カップや吸水ショーツなどを利用する方法もあります。
まとめ|閉経後の不調は“我慢しないで”受診を

デリケートゾーンの乾燥・痛み・かゆみ・灼熱感・におい・たるみ・性交時痛・頻尿・尿漏れ・膀胱炎を繰り返すなどのデリケートゾーンに関する悩みは、なかなか簡単に他人に打ち明けられない内容ですよね。
「いつもむずむずしている」
「下着が臭いといわれた」
「たびたび排尿時痛を感じて病院へ行く」
「トイレにいつも行きたい気がして何度も行ってしまう」
「かゆみが時々あって市販のクリームを塗ると一瞬良いけどまた繰り返す」
「歩いていると股からおならのような空気の抜ける音がして困る」
など、これは自分だけではないのか、こんなことを言ったら笑われないか、実は何か悪い病気なのではないか、と不安ばかりが頭をよぎると相談に来られた方は皆おっしゃっていました。
これらの症状は「GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause;閉経関連泌尿生殖器症候群)」といって、更年期から始まる不調です。
1つしか症状がない人、いくつか同時に症状が起こる人、時間差で色々な症状が出てくる人、もあり、そして症状の程度もたまにの人から1日中気になる人まで様々です。
でも、必ず不調は治療できます。
恥ずかしいからと放っておくことで他人と会うことが億劫になる、外出しなくなるなどの生活の質が落ちてしまう可能性もあります。中には残念ながらGSMではなく悪性の疾患を抱えているのかもしれません。
早くご相談に来てくださればそれだけ早く症状も改善できます。
ぜひ今すぐ!お悩みを一緒に解決していきましょう。
閉経後のデリケートゾーンの乾燥や痛み、かゆみ、出血、排尿時の違和感などについて相談したい方は、婦人科診察をご予約ください。
婦人科診察をWEBで予約する新潟県のたかき医院について

女性の身体と心の健康は、日々の生活を豊かにする上で非常に重要です。
たかき医院では、一人ひとりの患者様が安心して、そして前向きに健康と向き合えるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。新潟県十日町市にお住まいの方だけでなく、アクセスしやすい津南町、南魚沼市、湯沢町からはもちろん、県内、県外からのご来院も心よりお待ちしております。
どんな些細なことでも構いません。ご自身の身体に気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門の女性医師とスタッフが、親身になってお話を伺い、最適な治療プランをご提案いたします。
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